正しいアドレスからのテークバックとバックスウィングで再現性を高める
ゴルフは方向性、正確性、再現性が求められるスポーツです。
ゴルフスウィングを分割すると、①アドレス、②テークバック、③バックスウィング、④ダウンスウィング、⑤インパクト、⑥フォロー、⑦フィニッシュとなります。
方向性、正確性と再現性を作り出す上で始動段階である、最初のアドレス、テークバック、バックスウィングは重要な動作であると言えます。
基本的なアドレスは、両肩、両太腿、両足が目標方向(ターゲットライン)に対してスクウェア(平行)になるように構えます。
スクウェアに構えたと思っていても、実際は、右を向き過ぎたり、左を向き過ぎたりと安定しないアドレスになってしまいます。
かつて、ゴルフの帝王であるジャック・ニクラウスがアマチュアの約8割は正しいアドレスが取れていないと指摘したくらいですから、スクウェアなアドレスを取ることがいかにむずかいしかがよくわかります。
プロの選手でもツアースティックを使って常にスクウェアのアドレスを取る練習をしています。
正しいアドレスが取れないと、ボールの方向性と弾道を安定させることができません。
左を向き過ぎてしまうと、テークバックもアウトサイドイン軌道になり、スライスボールや、右肩が被って引っ掛けボールがでたりします。
右を向き過ぎると、インサイドアウト軌道となり、曲がりの大きなフックボールになったり、右へのプッシュアウトがでたりとボールを安定させることができず、スコアーを崩す要因となってしまします。
正しいアドレスを取ることで、テークバックとバックスウィングの再現性を高めることができます。
ドライバーとアイアンでは、スタンスの幅とボールの位置が変わるため、若干アドレスが違ってきます。
目標方向(ターゲットライン)にスクウェアにアドレスを取り、背骨を伸ばして前傾姿勢を取った時、背骨とシャフトとの延長ラインの作る角度が90度が理想と言われています。
前傾が深すぎるとダフリの原因にもなり、前傾が浅すぎるとスライスの原因ともなります。
前傾した状態で、両腕はだらっと下げた状態でグリップし、両脇を締めるイメージで、右肩が左肩よりも若干下がった状態でアドレスを取ります。
バックスウィングの始動である、テークバックでは、ヘッドをターゲットライン後方に右足前まで位は両腕の三角形が崩れないように引いていきます。
この時、体が捻転するイメージがでるように腰(肩)から始動します。
バックスウィングでは右肘が支点になるようなイメージで、右肘をたたみ、右手の掌と左手の甲が上を向いた状態でトップの位置が作られます。
ゴルフで求められる方向性、正確性、再現性を作り出すためには、ゴルフスウィングの始動段階である、アドレス、テークバック、バックスウィングは非常に重要であると言えます。
練習場で常に、目標方向(ターゲットライン)に対してスクウェアにアドレスが取れる練習をする必要があります。
正しいアドレスからテークバックとバックスウィングを行うことで、ミスを軽減でき、ゴルフスウィングの再現性を高めることができます。