ゴルフでクラブを替える時に考えることは

クラブを替える時に考える重量フロー

クラブを替える時にあなたが考えることは何ですか。

ドライバーやパターほど、アイアンセットを頻繁に替えることはないと思いますが、今、市販されているアイアンのセットはピッチングから5番アイアンの6本セットが主流となっています。

昔は3番アイアンまでの8本セットが主流でしたが、今は、ユーティリティー、ウッド、ウエッジの選択幅が広がり、パターとドライバーを除いた残り12本を、あなたの好みに応じて組み合わせることができます。

クラブのシャフト(スチール又は、カーボン)選びの選択幅も広がり、シャフト重量も軽いものから重い物まで幅広く販売されています。

幅広い選択の中から、あなたに合ったクラブを探すのことは楽しみでもあります。

クラブ選びに後悔しないためにも、クラブの重量フローの知識を頭にいれてクラブ選びすることをお勧めします。

各クラブの総重量は、シャフトの長さが1番長いドライバーが1番軽く、シャフトの長さが1番短いウエッジが1番重くなります。

クラブの総重量を縦軸(220~500gまで20g単位)にとり、シャフトの長さを横軸(32~48インチまで1インチ単位)にとって、各クラブの仕様をプロットしたものが重量フローと呼ばれているものです。

バランスの良い重量フローはプロットした直線が右肩下がりに1直線になれば一番バランスの良い重量フローということになります。

この重量フローを頭に入れておくことが大切です。

各メーカーのクラブの総重量とシャフトの長さが違うため、ユーティリティー、ウッド、ウエッジを組み合わせる場合には、特に重要です。

この重量フローのバランスがとれていないと、重たいクラブではダフったり、ボールが右に飛んでしまい、軽いクラブではトップしたり、左に引っ掛けたりする傾向が出てしまいます。

ドライバーやウッド系はいいが、アイアンやユーティリティーが安定しないとか、アイアン系はいいがウッド系が安定しないと心当たりのあるあなたはクラブの重量フローを確認してみる価値があるかもしれません。

私の使っているミズノ社製MP-55の5番アイアンの総重量が405g(シャフトはTrue Temper XP105にカスタム)でシャフトの長さが37.75インチです。

番手が下がるに従って7g重くなり、シャフトの長さは0.5インチ短くなっています。

一般的なアイアン仕様はこの重量フローになっていると思います。

ドライバー、3W、5W、ユーティリティーはピン社製G410シリーズで以下の仕様です。

ドライバーの総重量が=303g(純正ALT J CB RED Sシャフト)、シャフトの長さ=45.75インチ

3Wの総重量=315g(純正ALT J CB RED Sシャフト)、シャフトの長さ=43インチ

5Wの総重量=319g(純正ALT J CB RED Sシャフト)、シャフトの長さ=42.5インチ

4番UTの総重量=349g(純正ALT J CB RED Sシャフト)、シャフトの長さ=39.75インチ

5番UTの総重量=354g(純正ALT J CB RED Sシャフト)、シャフトの長さ=39.25インチ

6番UTの総重量=359g(純正ALT J CB RED Sシャフト)、シャフトの長さ=38.75インチ

参考として、一般的なドライバーの適正重量は5番アイアンの総重量から約80~100g引いた重量と言われています。

重量フロー合わせで問題になってくるのがユーティリティーやウッド(5番~9番)です。

このユーティリティーやウッドをアイアンのシャフト重量(スチール)の流れに合わせるのか、それともウッドのシャフト重量(カーボン)に合わせるかです。

私もアイアンをユーティリティーに替える時に悩み、試打を繰り返し軽めのカーボンに決めました。

総重量の中でも、シャフト重量が大きなウエイトを占めるため、重量フローのバランスをとるためにはシャフトの選択は重要になってきます。

メーカーによっても総重量が異なるため頭に入れておく必要があります。

ウエッジに関しては、ミズノ社製のT7で総重量が449g(N.S.PRO MODUS3 105)でシャフトの長さが35.25インチを使っています。

あなたは軽めのウエッジを好みますか、それとも重めのものですか。

一般的にウエッジはアイアンよりも10~30g重いウエッジを選択する方が良いと言われています。

重さを利用してゆっくり振ることでコントロールショットしやすくなります。

振りがシャープでフォローを大きくとる軽めのシャフトが合うあなたは、アイアンと同じシャフトを選択すれば良いと思います。

まとめ

クラブを替える時には、クラブの重量フローを考えることが大切です。

特に使用するシャフト(スチール又はカーボン)により総重量にかなりの差がついてしまいます。

今では、クラブやシャフトの選択幅が広がり、クラブ選びがゴルフの楽しみの1つになっているあなたも、クラブの重量フローの知識を頭に入れバランスの良いクラブセットを揃えてください。

 

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