ゴルフでコースマネージメントを考えれば100は簡単に切れる
もし、あなたが本当に100のスコアーを切りたいと思うならば、コースマネージメントを考えることで100は簡単に切れるはずです。
パー72のゴルフコースで100を切るためには、27オーバー以内で18ホールをラウンドしなければなりません。
ダボペースで18ホールをラウンドするとスコアーは108で100を切ることができません。
9ホールはボギーでラウンドする必要があります。
ボギーでラウンドできる可能性の高いホールはパー5とパー3です。
18ホール中、パー5のホールが4つ、パー3のホールが4つで計8つのホールを少なくともボギーで切り抜ける必要があります。
これでちょうど100になります。パー4のホールを1つでもボギーで回れば100を切れる計算になります。
以上がスコアーの組み立て方です。
それでは、実際のコースマネージメントを考えてみましょう。
スコアー100以上の方が、トリプル以上叩いてしまうケースは、①OB、②池ポチャ、③林に入れてうまく脱出できなかった、③バンカーで2度以上打ってしまった、④グリーンで3パット以上打ってしまった、その他⑤ダフリ、トップ、シャンクの連発です。
以上のケースを最小限に抑えるコースマネージメントを考えることでスコアーを整えることができるはずです。
OBを減らすには
OBホールを減らすには、各ホールのピンまでの距離を頭に入れ、400ヤード以上のパー4のホールでは4オン、2パットを目標にすることです。(ダボ)
350ヤード前後のパー4のホールでは3オン、2パットを目標にすることです。(ボギー)
400以上の長いパー4のホールは4オンすれば良いので、ティーショットにドライバーを使う必要はありません。
極論を言えば、あなたの好きなピッチングアイアンが100ヤード飛ぶのであれば、ピッチングアイアンで4回打てば4オンが可能です。
350ヤード前後のパー4のホールでも同じことが言えます。
ティーショットを打つフェアウエアが比較的狭かったり、左右に池があったりした状況では、ドライバーを使う必要はありません。
ティーショットは、あなたの得意なユーティリティーで150~200ヤード飛ばせば、十分3オンはできます。
ゴルフの楽しみの1つにドライバーを遠くに飛ばすことがありますが、ゴルフの楽しみはただ飛ばすことだけではありません。
あたなが想定した所に、計算通りにボールを運ぶことの楽しみもあります。
100を切りたいと考えるならば、まず、ティーショットでボールをどこに打っていけば、次の2打が打ちやすいか、そして、第3打目又は、第4打目でグリーンに乗せることを考えます。
このコースマネージメントをすることで、ティーショットのOB回数を必ず減らすことができます。
パー4のホールでティーショットがうまくいき、フェアウエアをとらえたとしても、2打目でピンを狙ってはいけません。
バンカーなどの障害物がないグリーン手前の花道を狙っていきます。
3打目、4打目でグリーンに乗せ、2パットで収めるゴルフに徹してください。
第2打目がフェアウエアから打てたとしても、ピンを直接狙わず、第3打目、第4打目でグリーンに乗せるマネージメントをしていれば、2打目以降にOBを打つ確率はかなり下がります。
2打目に不得意な大きなクラブで打ってはいけません。
できるだけ得意なクラブで3打目、4打目でグリーンに確実に乗せるコースマネージメントを取ることです。
林からの脱出
林からの脱出は、まず、低いボールでフェアウエアに出せるかを考えます。
練習場で低いボールを打つ練習をすることです。
7番アイアンよりロフト角が少ないアイアン又は、ユーティリティーで低いボールを打つ練習をしておきます。
林からの脱出時に力が入り、ダフってしまうことはNGです。
ボールの赤道より下にヘッドが当たればボールはロフト角に応じて飛んでいきます。
仮にトップしてもダフるよりは距離をかせぐことができます。
ダフることを怖がってクラブを振ると体が起き上がってボールの頭を叩くチョロになってしまうので、テークバックを小さくし、振り抜いてください。
この時、大きなフォローを取る必要はありません。
ティーショットでOBを避けるコースマネージメントができていれば、林に打ち込む確率はかなり下がるはずです。
バンカーは避ける
フェアウエアバンカーとグリーン周りのガードバンカーは極力避けるにようボールの目標方向を決めます。
フェアウエアバンカーに入れたとしても、フェアウエアバンカーのアゴはそれほど高くないところが多いので、アゴが高くない場合は、ヘッドのソール幅が広いユーティリティーなどを使った方がアイアンよりは楽に出せます。
ソール幅の広いクラブを滑らせるイメージで、テークバックを小さくし、低く振っていきます。
グリーン周りのアプローチ(40ヤード以上)ではピンを直接狙わず、常にグリーン中央を狙っていきます。
特に、ピンが端に切ってある場合、直接ピンを狙ってグリーンをはずし、さらにバンカーでも入ったら大たたきする原因となってしまいます。
グリーン周りからのアプローチは、ピンを直接狙わず、全てグリーンの中央を狙います。
グリーン周りのアプローチ(10~30ヤード)では、ボールを転がすランニングアプローチを多用します。
お勧めクラブはピッチングアイアンか9番アイアンです。
グリーン周りからのアプローチ(10~30ヤード)では、ボールを落とす所を必ず決めてから打っていきます。
3パットを少なくする
コースに出る前にパターの練習グリーンで、必ず、5m、10m、15m、の距離を打つ時のパターの振り幅の目安を作っておきます。
グリーン上で下りのラインが残ってしまった場合には、2打目のパターが必ず、上りラインになるように考えて打ちます。
ゴルフで100を切るには、始めにスコアーの組み立て方を頭にいれます。
次にティーショットや2打目でOBを打たないコースマネージメントを考えます。
グリーン周りからアプローチ(40ヤード以上)ショットは直接ピンを狙わず、グリーン中央を狙っていきます。
10~30ヤードのアプローチでは、ピッチングアイアンや9番アイアンを使ってランニングアプローチで攻めていきます。
100を切るためのコースマネージメントに徹することで18ホールの流れを良くすることができます。
今日は良い流れだからと思い、2打目を長いクラブでピンを狙っていくと流れが崩れ、大たたきをする原因となります。
100切りのコースマネージメントに徹することで、18ホールのプレーの流れが良くなります。
プレイの流れが良くなると、スコアーの組み立てが易しくなってきます。
ゴルフの技量と経験が増すにともない、90台、80台、70台がすぐそこに見えてくるはずです。
頑張ってください。