ゴルフでドライバーの飛距離と正確性どちらを優先しますか

ドライバーの飛距離と正確性どちらを優先しますか

ドライバーの飛距離と正確性のどちらを優先しますか、と聞かれたらあなたは何と答えますか。やはり両方ですか。

ドライバーの飛距離を追求しているあなたは、飛距離を伸ばすためにどのようなことを練習に取り入れていますか。

飛距離を伸ばすためには、①ヘッドスピードを上げる。②打ち出し角を整える。③バックスピン量を整える。④初速を上げることです。

ヘッドスピードを上げる

①のヘッドスピードを上げるためには、普段から練習用バッドなどを使って筋肉量をつけなければなりません。

いきなり速く振ろうとしても、しっかりした筋肉がなければ体をいためたり、ケガのもとです。

筋肉量がついても、ボディーターンでしっかり振れなければ意味がありません。

さらに、ヘッドスピードを上げるには、テークバック時の腰と肩の捻じれと、ダウンスウィング時の下半身の動きと上半身の捻転差を利用することが必要です。

普段から体幹部と体の柔軟性を鍛えていなければできないことです。

ヘッドスピードが1m/s上がると約5~6m飛距離が伸びると言われていますので、筋肉量と体幹部と体の柔軟性を整えながら、定期的にヘッドスピードを計測してヘッドスピードが上がっていることを確認していきます。

努力と継続がなければできないことです。

打ち出し角を整える

②の打ち出し角を整える、③のバックスピン量を整える、そして④のボール初速を上げるは、ヘッドスピード以外のドライバーの飛距離を伸ばすための3原則です。

女子プロ選手のヘッドスピードはアマチュア男子とかわらないのに、飛距離が違うのは、日頃からこの3つの数字を整える練習をしているからです。

理想的には高い打ち出し角、少ないバックスピン量、早いボール初速ということになります。

高い打ち出し角の理想はヘッドスピードによって変わってきます。

ヘッドスピードが40m/s以下では14~15度、ヘッドスピードが40~43m/sで13~14度、ヘッドスピードが44m/s以上で12~14度が理想と言われています。

この理想の打ち出し角を実現するためには、あなたのドライバーのロフト角(リアルロフト)を調べ、さらにヘッドとシャフトの組み合わせで変わる打ち出し角を調整していかなければなりません。

バックスピン量を整える

理想的なバックスピン量は約2500回転/分と言われています。

バックスピン量が多い人で4000回転/分以上、少ない人で2000回転/分以下と値の誤差がかなりあります。

あんたはバックスピン量を計測したことがありますか。

バックスピン量が多い方はボールが吹け上がり距離がでません。

少なすぎても揚力(上昇する力)が弱く、ボールがドロップしてしまいます。

プロ選手は、このバックスピン量を整えるために、ヘッドのロフトや重心を調整しています。

一般的にはヘッドスピードの速い人の方がバックスピン量が多くなるため、ヘッドスピードの速い人はロフト角を下げ、ヘッドスピードの遅い人はロフト角を上げています。

ボール初速を上げる

ボール初速はボールが飛び出していくスピードですが、ボール初速(m/s)は、ヘッドスピード(m/s)にミート率を掛け合わせた値となります。

ミート率の最大は1.56(ゴルフボールには規格があり、理論上ミート率が1.56を超えることはありません)なので、仮にヘッドスピードが40m/sで、ミート率が最大の1.56であれば、ボール初速は62.4m/s(40×1.56)となります。

飛距離の計算値は、このボール初速に4倍した値となるので、飛距離の目安は249.6m(62.4×4)となります。

さらに、付けく加えるとすれば打つボールの硬さによってもスピン量や初速が変わってくると言うことです。

以上がドライバーの飛距離を伸ばすための一般的な知識となります。

正確性に関しては、日頃の練習であなたのスウィング軸を作り、再現性のある安定したスウィングを作ることです。

今のドライバーはミスヒットに強く、直進性の高いクラブが多く市販されているので、あなたに合ったドライバーを選択することも大切です。

まとめ

ドライバーに求める飛距離を追求するためには、理想の打ち出し角、バックスピン量、ボール初速といった科学的な数字を頭に入れ、筋肉量、体力、体幹部、体の柔軟性を向上させる継続的な努力が必要になります。

あなたのヘッドスピード、打ち出し角、バックスピン量、ボール初速を定期的に測定することで、スウィング作りのポイントを見つけ出すことができます。

科学的数字の活用はスウィング作りの参考になります。

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