ゴルフでドライバーのミート率を上げて飛距離を伸ばす
ドライバーの飛距離を伸ばすために、日頃あなたはどんな練習をしていますか。
ヘッドスピードを速くするために、毎日、練習用バットで筋肉量をつける練習をしていますか。
ドライバーの飛距離を伸ばす3原則は①打ち出し角を整える、②ボールのバックスピン量を整える、③ボール初速を上げることです。
そして、ドライバーの飛距離はボール初速(m/s)に4倍掛けた値が飛距離の目安となります。
ヘッドスピード(m/S)にミート率をを掛け合わせた値がボール初速(m/S)の値となります。
そこで、ボール初速を上げる要素であるミート率を上げる練習方法を探ってみたいと思います。
数字を使ってミート率の計算例をみていきます。
ミート率はボール初速(m/s)をヘッドスピート(m/s)で割った値です。
仮に、あなたのヘッドスピードが40(m/s)で、測定器で測ったボール初速(m/s)が55(m/s)であった場合のミート率は約1.38(55÷40)となります。
ミート率はボールの規格により、理論上ミート率が1.56を超えることはありません。
ちなみに、一般的アマチュアのミート率は1.35~1.40位です。
ヘッドスピードを先ほどの40(m/s)で、一般的アマチュアのミート率(1.35~1.40)で飛距離の目安を計算してみると、飛距離の目安(216~224m)=ボール初速(54~56m/s)×4となります。
ミート率が0.05伸びるだけで、飛距離が8m(2m/s×4)も違ってきます。
8mというと、次に打つクラブの番手が1番手も違ってくる計算になります。(この計算には、飛距離の要素であるボールの打ち出し角とボールのバックスピン量は入っていません)
女子プロ選手のヘッドスピードはアマチュア男子のヘッドスピードに近い値にもかかわらず、飛距離が240m以上出せるのは、このミート率が大きく影響しています。
ちなみにプロ選手のミート率は1.40~1.50と言われていますので、飛距離に違いがでるのは当然の結果といえます。
ミート率を上げるための練習は、練習場でボールをティーアップして打つ練習が効果的です。
7番アイアンから始め、ユーティリティー、ウッド、ドライバーと進めていきます。
ミート率を上げる練習なので、クラブを速く振る必要はありません。
スウィング作りのつもりで、ゆっくりテークバックし、テークバックと同じリズムでクラブを降ろしながらミート率を上げる練習をしてください。
マットにボールがあると、マットでクラブヘッドが滑り、本当にクラブの芯で打てたか確認が難しくなります。
その点、ティーアップすればクラブの芯でボールを捕らえていることを、音と感覚で確認できます。
音と感覚でわかりずらい場合は、ヘッドフェースに貼るフェースシールを使用してください。
ヘッドスピード(m/s)、ボール初速(m/s)、ミート率、目安の距離を簡単に計算してくれる市販の測定器を使ってミート率を上げる練習も効果があり、スウィング作りのモチベーションが上がります。
ティーアップして、ミート率を上げる練習はドライバーの飛距離を伸ばす良い練習です。
同じヘッドスピートでもミート率を上げることで飛距離を伸ばすことができます。
スウィング作りの練習に、ミート率を上げる意識を持つことは重要です。
ミート率を上げる意識が強くなりすぎると、合わせにいく、所謂、手打ちになるので注意が必要です。
クラブはゆっくり大きく振ってミート率を上げることが大切です。