ゴルフのスランプの要因と修正ポイント

スランプの要因と修正ポイント

ゴルフをやっていると突然引っ掛け、スライス、プッシュアウト、トップ、ダブリといった状態を多く経験します。

ラウンド中に、この状態が続くとまたダフル、トップするといった恐怖心が頭をよぎり体が思うように動かなくなります。

このような状態を克服するには、原因をさぐり練習場でしっかり修正し、次回のラウンドで自信を持ってクラブを振っていくしかありません。

スランプに陥った時は、基本に返って修正することが大切です。

スウィングをいじるのではなく、まずはグリップ、アドレスの見直しからです。

次にボール位置の確認です。

ゴルフでスコアーを縮めるための練習ポイント」⇐こちらの記事も参考になると思いますので、併せてご覧下さい。

もし、ダフリ、トップの起きた状況がコースの起伏に翻弄されたのであれば、左足下がり、左足上がりの打ち方を知識として理解する必要があります。

「ゴルフでスコアーを崩さない傾斜の打ち方を覚える」⇐こちらの記事も参考になると思いますので、併せてご覧下さい。

基本的なグリップですが、ストロンググリップをしているあたなの打つボールが捕まって打てるようになってきたら、ややスクウェアに戻して修正する必要があります。

アドレスは、知らず知らずの間に右を向き過ぎたり、左を向き過ぎたりする傾向がでてきます。

練習場でツアースティックを使ってアドレスの方向性の確認が必要です。

アドレスはスランプに陥った時だけでなく、練習場では目標方向を変えながら常にチェックしておくことが大切です。

偉大なプロゴルファーであるジャックニクラウスもアマチュアゴルファーの8割は、アドレスの向きが右を向き過ぎたり、左を向き過ぎたりしていると指摘していました。

ボールの位置確認も大切です。

アドレスで構えた時に、ボール位置が右に入り過ぎたり、左に入り過ぎたりしているケースは多々あります。

ドライバーでひっかけやチーピンが多く出る場合は、まずボールの位置確認をしてみることです。

基本を確認してからスウィングや体の動きをチェックしていきます。

ダフリとトップの原因

ダフリはボールの手前を叩いてします状態で起こります。

まずはボールの位置確認です。

ボールをいつもよりも左に置き過ぎていないかを確認します。

練習場では、アイアンのアドレスを取った時、グリップが左側太腿の付け根付近にあるはずです。

ボールの位置によってハンドファーストの度合いが変わってくるので、あなたに合ったハンドファーストの度合いを確認することが大切です。

アイアンもウエッジからシャフトの長いロングアイアンまであるので、各番手毎のボールの位置を練習場で常に確認しておくことが大切です。

次にアドレスで、右肩が左肩より高く、前にでている構えになっていないかを確認します。

右肩が高く、左肩よりも右肩が前にでているとアドレスでは左を向き過ぎることになります。

左を向き過ぎると、クラブの起動がアウトサイドインになり入射角が大きいダウンブローとなります。

結果的には、うまくボールの最下点をとらえることができず、手前をダフル原因となります。

シャロー(緩やかな入射角)に振ることで多少ボールの手前から入ったとしても、ミスの許容範囲は広がります。

体の動きが悪くダフル原因は、ダウン時に右側に重心がかかり過ぎて、手前をダフルケース、ダウンブローの打つイメージが強すぎて、腰が回らず右肩が落ちてダフルケースがあります。

アイアンでは、トップで間(ま)を作り、腰から先に動く体の動きが重要です。

この時、体のスウィング軸を感じることが重要です。

練習場ではこの体のスウィング軸を常にチェックすることが安定したゴルフのスウィング作りには不可欠と言えます。

この体のスウィング軸は、30~50ヤードのアプローチ練習でチェックすることをお勧めします。

トップで間(ま)を作り、腰からの回転で低く左に振っていく時の体のスウィング軸をゆっくりした動作で確認することです。

トップの原因は、前傾姿勢が崩れた体の伸びあがりで起きます。

体の軸を崩さず頭を残すイメージで振っていくことです。

ダフリの原因と同様に、ダウンで右に体重が残っていると、体が伸びあがった状態でトップします。

実戦で、両足下がりの状況を想像してみて下さい。

あなたならこの状況でどう打ちますか。

少しでも頭が上がってしますとトップしてしまう状況です。

しっかり前傾姿勢を維持し、打った後も頭を残すイメージがないと体が伸び上がってトップしてしまいます。

実戦で、左足下がりの状況を想像してみてください。

あなたならこの状況でどう打ちますか。

傾斜の角度にもよりますが、傾斜に沿った打ち方でなければ、手前をダフル、ヘッドを傾斜に沿って低く振っていかなければ、体が伸びあがりトップします。

この左足下がりは、アマチュアには難しい状況です。

左足下がりの傾斜のある場所で、低く左に振っていく練習はかなり効果があります。

低く左に振っていくイメージがよくわかります。

引っ掛の原因ですが、ドライバーの場合、ボール位置が左側に寄り過ぎて起こるケールは多く経験します。

アイアンの引っ掛けは、体が止まり手打ちになったり、手首を返し過ぎが引っ掛けの原因となります。

アプローチを含め、アイアンではトップで間(ま)を作り、必ず腰から始動することです。

腰から始動しても、右手角度のリリースが早かったり、右肘の落下のイメージが薄いと引っ掛けの要因となります。

練習場で、下半身主導のイメージと右肘の落下イメージ、右手角度のリリースポイントを練習してください。

テークバックが浅く、トップで間(ま)が作れず、手打ちになるケースも多々あります。

スライスの原因は、フェイスが開いた状態でボールにあたることです。

スライスには①プッシュスライス、②プルスライス、③ストレートスライスの3種類あります。

プッシュスライスの軌道は、インサイドアウト軌道でボールは右に飛び出し、さらに右に切れていくためOBの確立が高いスライスとなります。

通常、インサイドアウト軌道はドローボールで捕まったボールになるのですが、インサイドからフェイスが開いた状態で入り、グリップが浮いて右にボールが飛んでしまいます。

グリップを浮かせず、左に低く振っていくことができれば、多少フェイスが開いていても大けがは少なくなります。

このボールはインサイドから入れようとする意識が強い場合や、ドローで飛ばしにいってグリップが浮き、腰がしっかり回っていない時にでるボールです。

プルスライスは、所謂コスリ球です。

軌道はアウトサイドイン軌道でフェイスが開いた状態でボールにあたります。

プルスライスでは飛距離をかなりロスすることになります。

ストレートスライスは特に問題ないボールですが、飛距離をかせぎたい場合には修正する必要があります。

実戦で多い体の悪い動きは、腰からの始動が早く、左肩が開き、グリップが浮いてしまう状態です。

初心者レベルでは、アウトサイドイン軌道でボールをカットぎみに当ててしまうケース、右足に体重が残り、スムーズに左足に体重が乗らず、フェイスが開いてしまう状態です。

中級・上級者レベルでは、アウトサイドイン軌道でも、手の返しができているので、引っ掛ける場合があります。

スライスの防止は、下半身主導でヘッド軌道をインサイドインにし、グリップが浮かない状態でインサイド(左側)に低く振っていくイメージがないとなかなか修正がむずかしいです。

ゴルフでドライバーのスライスの要因と修正方法」⇐こちらの記事も参考になると思いますので、併せてご覧下さい。

まとめ

スランプに陥った場合は、ゴルフの基本であるグリップ、アドレス、ボールの位置の確認から始めます。

体の動きでは、前傾姿勢が崩れ体のスウィング軸が左右に動き過ぎています。

ゴルフのスウィング作りで体のスウィング軸を感じることが重要」⇐こちらの記事も参考になると思いますので、併せてご覧下さい。
ゴルフでスウィング時の前傾姿勢が崩れる要因を修正する」⇐こちらの記事も参考になると思いますので、併せてご覧下さい。

まず、アプローチ練習で体のスウィング軸イメージを確認することです。

次に、テークバック、トップでの間(ま)、下半身主導、ダウンスウィング、左へ低く振り抜くイメージを確認することです。

自信の持てるスウィングイメージを持っていれば、スランプ時の原因と修正も容易にできます。

是非、試してみて下さい。

 

 

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