ゴルフスウィングを上達させるコツは、アプローチ練習にあると思います。
特に、初心者の方や100切り、90切りを目指す方にとってスウィングの上達を目的に練習するのであれば、アプローチでスウィングのコツを学ぶことが一番の近道です。
まずは、アプローチ練習(100ヤード以内)でボールを上手く捕らえるコツ(ハンドファーストでダウンブローにボールを打つ練習)をつかむことです。
アプローチ練習でボールを上手く捕らえるコツをつかんだら、ミドルアイアン(7番又は、6番アイアン)、ユーティリティー、ウッド、ドライバーの順にシャフトの長いクラブの練習を取り入れていきます。
練習場に行って気づくことは、ゴルフ経験が長い人や上級者の人ほどアプローチの練習に多くの時間を使っていることです。
何故、ゴルフ上級者の方は、練習場で多くの時間をアプローチに費やすかというと、スコアーを縮めるためにアプローチがいかに重要であるかを知っている点と、アプローチの練習をすることで、ヘッド軌道、前傾姿勢、スウィング軸、リズムとテンポ、トップの間(ま)と言ったスウィングで重要な要素を確認できるからです。
アプローチで使用するクラブは、距離を出そうとするクラブではありません。
手首や両腕に力を入れず、ヘッドに仕事をさせることで、狙った目標地点にボールを運ぶ練習をしています。
これは、ボールのミート率を上げ、スウィングの再現性を高める練習にもなります。
この時、ティーアップした状態で、常に同じ弾道で打つ練習を取り入れることで、ボールのミート率を上げる練習ができます。
スウィング幅も、ハーフスウィング、フルスウィングそして、短いアプローチ(10~30ヤード)練習と、幅広い練習ができます。
アプローチ練習でボールを捕らえるコツがわかってくると、シャフトの長いクラブでも楽に打てるようになってきます。
シャフトの長いクラブを持つと、強打しようとして、ついつい手首や両腕に力が入ってしまいますが、アプローチで練習したリズムとテンポで振ることが重要です。
ゴルフスウィング上達のコツは100ヤード以内のアプローチ練習にあります。
ラウンドを楽しむコツ
ラウンドを楽しむコツは、そのホールのレイアウトとグリーンのピン位置を頭に入れ、コース戦略を考えながらプレイすることです。
ゴルフの楽しみの1つに、自分が狙った場所にボールを飛ばすことができたかどうか、言い方をかえれば、自分の考えたコース戦略でプレイできたかということです。
ティーショットでは、2打目でピン方向に打てる場所にボールを運びますが、ホールのレイアウトが頭に入っていなければ、打つ場所がわかりません。
ホールが真っすぐで広いホールは別として、左ドッグレッグでは右方向へ、ドッグレッグまでの距離に合わせてティーショットを打っていくことが大切です。
仮に、右方向やドッグレッグまでの距離を打つ技術がないとしても、考えながらラウンドする習慣をつけることが大切であり、これがラウンドを楽しむコツなのです。
ピンから100ヤード以内までのフェアウエアーにボールを運ぶことができれば、スウィング上達のコツであるアプローチ練習(100ヤード以内)で得た練習成果を試す楽しみにつながります。
今、ゴルフコースでは、電動カートには各ホールのレイアウトや距離及び、ピンの位置を表示するディスプレイを取り付けているゴルフ施設が多くなっています。
電動カートにディスプレイを取り付けていない施設では、カート内に、必ず各ホールのレイアウト地図とピン位置を示す表が入っているはずです。
初心者の方や、100切り、90切りを目標としている方は、とてもホールのレイアウトを見るほどの余裕がないと思っているかもしれませんが、見る習慣をつけていないだけだと思います。
ティーショットする前にホールのレイアウトに目を通し、ボールを運びたい場所を確認するだけです。
ピンから100ヤード以内までボールを運んだら、グリーンのピンの位置とグリーン周りのバンカーの位置や安全な位置を確認するだけです。
決してむずかしい事ではありません。
同伴者に迷惑をかけるような時間を費やす必要もありません。
まずは、コース戦略を確認する習慣をつけることです。
各ホールのレイアウトやピン位置が分かってもボールを運ぶ技術がないので関係ないと思っていませんか。
これから長くゴルフを楽しむのであれば、ホールのレイアウトと距離及び、ピン位置を確認しながらラウンドすることで、ホール戦略を考えながらプレイすることが楽しくなってくるはずです。
ただラウンドするのではなく、「考えながらゴルフを楽しむ」気持ちでラウンドする習慣がつくと、今まで以上にコースマネージメントの重要性が理解できるようになり、スコアーが安定するようになります。
初心者や100切り、90切りの目指すゴルファーの方にとって、スウィング上達のコツはアプローチ練習(100ヤード以内)にあります。
アプローチ練習の中には、スウィング作りに重要な要素が凝縮されています。
練習場での練習成果をラウンドで確認するためには、ただひたすらピンを狙っていくのではなく、各ホールのピンの位置や、レイアウトを頭にいれ、各ホールの戦略を考えながらプレイすることがラウンドを楽しくプレイするコツです。
是非、試してみて下さい。