ゴルフでトラブルをうまく回避するためには

トラブルをうまく切り抜ける手段を探る

ゴルフをする上でトラブルは避けられないものです。

プレイする場合は、コースマネージメントを考えながら、できるだけトラブルになる状況を回避することが重要です。

これはスコアーを安定させるための鉄則です。

問題は、トラブルに陥ってしまった時に、どうするかを考え、切り抜ける手段を見つけ出すことも重要です。

よくあるトラブル状況を想定しながら、どのような手段がそのトラブルを切り抜ける最善の手段かをみていきましょう。

OBや池ポチャは除いてティーショットからのトラブルでは林の中への打ち込み、トップによるチョロ、フェアウエアバンカーへの打ち込みがあります。

林の中への打ち込みでは、ボールをピン方向に向かって打ち出せる状況であれば良いのですが、ピン方向に向かって打ち出せない状況では、まずフェアウエアに出すことを優先に考えます。

フェアウエアに出せる状況であれば、まだパーを取れる可能性は残されています。

林から打ち出す際、木や枝があって低いボールで出す場合には7番アイアン以上のロフト角のあるクラブを使って打ち出していきます。

ボールのライが悪く、柔らかい地面でダフる危険性がある場合は、ソール幅が広いユーティリティーを使う方が易しく打てます。

ティーショットでトップによるチョロが出た場合、2打目で考えることは残り距離とピン周りの状況です。

ピンに近づけるために大きなクラブで打つ必要はありません。

ピンの周りにガードバンカーがある場合には、バンカーに入らない距離で、3打目でパーの取れる可能性が高い所にボールを運びます。

この時点でまだパーの可能性は残されています。

ティーショットでフェアウエーバンカーに打ち込んでしまった場合には、バンカーのアゴの高さを確認しクラブを選択します。

まだ長い距離が残っている場合には、アイアンよりもソール幅の広いユーティリティーやウッドの方が易しく打てます。

ここも無理をせずピン周りを確認して3打目でパーの取れる可能性が高い所にボールを運びます。

ティーショットからのトラブルでは、3打目のアプローチショットでピンを狙える位置にボールを運び、パーの取れる戦術をとることです。

グリーン周りの状況を把握せず、ただ闇雲にピンをめがけて長いクラブを選択するのは大きくスコアーを崩す原因となります。

ティーショットがナイスショットで2打目でグリーンを狙う場合でも、まず、グリーン周りとピンの位置を必ず確認します。

ピンが向かって左側に切ってあれば、右から攻め、仮にショートしても転がしのアプローチが選択できる位置にボールを運ぶことでパーを取る可能性が高くなります。

上級者レベルのアマチュアでもほぼ9割の確率でグリーンをとらえることができるクラブは9番アイアンまでです。

初級レベルのあなたでは、コースマネージメントを考え、パーのとれる可能性が高い所にボールを運ぶことです。

グリーン周りでのトラブル状況では、バンカー、ラフからのショットがあります。

バンカーに入ってしまった場合は、当然、バンカーからの脱出を優先に考えます。

バンカー内でのライが良い状況であれば、ソールをオープンに構え、コックを使ってテークバックし、ボールの手前2~3cmにヘッドを落とし、砂を削りとるようなイメージで低く左に振っていきます。

バンカーではテークバックの幅を大きくし、力を入れて振るのではなく、ゆっくりと振っていきます。

ゴルフでバンカーで打つ時には砂の硬さを確認する」⇐こちらの記事も参考になると思いますので、併せてご覧下さい。

テークバックの幅が小さいとどうしてもインパクトで力が入ってしまいます。

逆にテークバックの幅を大きく取りインパクトで緩んでしまってもいけません。

ソールをオープンにし、大きなテークバックを取って、ゆっくり振ればボールが飛びすぎることはありません。

バンカーでは中途半端が一番悪い結果を生みます。

「必ずボールは出る」と信じて勇気をもって振ることです。

バンカーからのライが目玉の状況では、状況に応じてソールをクローズ(かなりの目玉状態では、ヘッドのトウが左を向く位ヘッドをクローズに構えます)に構え、ボールの手前から砂をえぐり取るように砂を爆発させます。

バンカーの砂が硬い場合には、ソールをオープンにするとバンスが跳ねてトップしてしまいます。

ややハンドファーストぎみにかまえ、上からボールをコツンとヒットし、ボールにヒットした後は、低い位置にフォローを取っていくイメージで振っていきます。

この時、大きなフォローを取る必要はありません。小さなフォローで十分です。

グリーン周りのラフからアプローチする場合、ピンの位置や砲台といった状況にもよりますが、転がしが可能であればウエッジに頼る必要はありません。

砲台であってもクッションを使ってグリーンに乗せる手段を探ってください。

アプローチするライが柔らかい状況とか硬い状況で、ダフリやトップする可能性があると判断した場合には、ソール幅の広い、ウッドやユーティリティーでパッティングイメージで打つ方がはるかに簡単で強いボールが打てます。

ゴルフでミスを軽減するためのアプローチ方法と打ち方」⇐こちらの記事も参考になると思いますので、併せてご覧下さい。

練習場でグリーンまわりでウッドやユーティリティーを使用する状況を頭に描いて練習してみてください。

まとめ

よくあるトラブル状況を想定して、トラブルを切り抜ける手段をみてきましたが、考え方によってスコアーに大きな影響がでてきます。

ゴルフでは必ずトラブルが発生します。

トラブルの確率を下げるためのコースマネージメントとトラブルを抜け出す手段を探すことでスコアーを下げることができます。

いつもあなたのベストスコアーを更新できるプレイをして楽しいゴルフをしてください。

最新情報をチェックしよう!