ユーティリティーを活用して150~180ヤードの距離を安定させる
あなたは、今のクラブセッティングで150~180ヤードの距離をどの番手で打っていますか。
7番アイアンで約150ヤード飛ぶとして、6番アイアンで約160ヤード、5番アイアンで約170ヤード、4番アイアンで約180ヤードの目安で7番~4番アイアンで打っていると答えるでしょうか。
多分、多くのアマチュアゴルファーの方が7番アイアンからの番手で打つことを想像すると思います。
ミドルアイアン(4番、5番)は距離が安定しないため、ユーティリティーを使用しているアマチュアの方が多いと思います。
私も以前は、7番アイアン、6番アイアン、5番アイアン、4番ユーティリティー(ロフト角22度)で打っていました。
150~180ヤードの距離をラフやライの悪い状況(左足下がりや前足下がり又は、フェアウエアーバンカー)で確実に飛ばしていくことができなくなり、ユーティリティーを3本入れることにしました。(5番アイアン⇒26度のユーティリティーに交換、6番アイアン⇒30度のユーティリティーに交換)
特に、ミドルアイアンでラフから打った時には、ダフったり、引っ掛けたりと距離が安定しませんでしたが、ユーティリティーに替えてからは、ヘッドが上手く滑って距離が安定するようになりました。
ユーティリティーに交換するようになってからは、ラフやライの悪い状況下でも150~180ヤードの距離を打つことに恐怖心がなくなりました。
この150~180ヤードの距離を高い確率でパーオンさせるにはむずかしい距離です。
パーオンしないまでも、確実にアプローチでピンが狙える距離である10~20ヤードまでボールをグリーン周りまで運び、アプローチでピン傍1~2mに寄せパーを取る確率を上げたい距離です。
中級レベルではこの距離から、何パーセントの確立でパーを取れるかがスコアーに大きく影響してきます。
この150~180ヤードの距離を安定させる目的でユーティリティーを使うことを決めました。
ユーティリティーの良さはアイアン感覚で構えることができラインが出しやすい点です。
ユーティリティーはラフやフェアウエアーバンカーを含めた悪いライからでも重心深度が深いため、ボールが上がり易く、ミスヒットに強いこともメリットとなっています。
重心深度は、ヘッドの重心からクラブフェイスの重心(スイートスポット)までの距離(測定方法としてはヘッドの重心からクラブフェイスのエッジまでの距離を測る2通りあります)を言います。
ユーティリティーを使用していなかった時には、ラフやフェアウエアーバンカーに入ってしまうと、ダフって距離をロスしてしまうケースが多かったのですが、ユーティリティーを使用するようになってからは距離を大幅にロスするケースは確実に減りました。
又、ユティリティーは、アプローチでも活躍することがあります。
グリーンまわりの芝が薄く、ウエッジでダフったり、トップしそうな時は、ユティリティーを使ってパッティング感覚で打つことができるので役立ちます。
これもユーティリティーのメリットです。
ユーティリティーのヘッド形状として、ミッドクラブ型、アイアン型、ウッド型の3種類あります。
私の使っているユーティリティーはミッドクラブ型ですが、ボールの高さは十分です。
ウッド型は重心深度がミッドクラブ型よりも深いため、ボールはミッドクラブ型よりも高く上がります。
ドライバーが得意なあなたには、ウッド型が合うかもしれません。
現在使用しているユーティリティーはピン製のG410で、シャフトはピン社のオリジナルシャフト(ALTA-J-CB-RED カーボンシャフトのS)を使用しています。
ロフト角は4番の22度から4度きざみの5番26度と6番30度の3本です。
新開発されたホーゼル形状でロフト角とライ角調整が可能になっているので、購入して失敗したという感じは全くありません。
ピン社製のユーティリティーは2番(ロフト角17度)から6番まで5種類ラインアップされているので、距離合わせのユーティリティーとしては最適です。
従来使用していたミドルアイアンをユーティリティーに替えることで、ラフやフェアウエアーバンカーを含めたライの悪い状況下でも、恐怖心なく打てるようになり、150~180ヤードの距離が安定して打てるようになりました。
ユーティリティーはグリーン周りの芝が薄い状況下で、ウエッジでダフリやトップがきになる時でも、パター感覚で打てるので非常に万能なクラブです。
ピン社製のG410ユーティリティーはロフト角とライ角調整が可能で、2番ユーティリティーから6番まで5種類のラインナップが用意されているので選択の幅が広い。
ユーティリティーは150ヤード以上の距離を安定して打ち分けるクラブとして非常にお勧めのクラブです。