ゴルフを始めた頃に目標とするスコアーは、まず100を切ることからスタートするのではないでしょうか。
100は意外と簡単に切れますが、90切りを達成するのにOBが頻発しているようでは、90を切ることがむずかしくなってしまいます。
90切りで失敗する多くの要因はドライバーのティーショットでのOBが多い、100ヤード以内のアプローチでグリーンをとらえる回数が少ない、グリーン上での3パット回数が多い事が挙げられます。
ドライバーによるティーショットが安定していない状態では、OBによる大叩きが原因で90切りはむずかしくなります。
やはり、90切りを達成するためには、ドライバーショットが安定しているということが必要条件の1つであることは言うまでもありません。
90切りを達成するために18ホールのオーバー数で考えてみると、17オーバー以内でラウンドすることが90切りの条件となります。
18ホール全てボギーで90となり、1ホールでもパーで回れば、90切り達成ということになります。
スコアーで見てみると、各ホールをボギーペースで回れば90切りが見えてきますが、山あり谷ありのラウンドで、そう簡単にボギーペースを守ってラウンドできるほどゴルフはあまくないと思います。
18ホール中のオーバー数によるシュミレーションを考えてみましょう。
仮にラウンド中に2つのOBを出したと仮定します。
単純に考えるとこの時点で4オーバーとなりますが、長いミドルホールでOBを打った場合、トリプルボギーの可能性の方が高いと思いますので、6オーバーと考えてみます。
90を切るためには、18ホールを17オーバー以内で回ればよいので、2ホール後、残り16ホールで許されるオーバー数は11オーバーとなります。
パー5とパー3のホール(計8ホール)を確実にパーで切り抜けるとすると、8ホール残して7オーバー以内であれば90切りが達成できる計算になります。
1ホールをパーで回り、残り7ホールをボギーで回れば90切り達成です。
上記のスコアー計算例では、ラウンド中に2発のOBを打ち、その2つのホールをトリプルボギーで回り、パー5とパー3のホールを確実にパーで回った時の90切りの可能性を示してみました。
あなた、こんな状況で90切りができるのかと考えますか、それとも、90切りは意外と簡単にできるかもしれないと考えますか。
OBがらみのトリプルボギーを2ホール打ったとしたも、諦めることなく1打1打に集中することで、90切りは見えてきます。
上記のスコアーシュミレーション例でいうと、OBがらみの2つのホールを4オーバーで回れば、3つOBが打てる計算になります。又、OBがらみの2つのホールを4オーバーで回れば、パー5とパー3ホールで確実にパーを取ると計算していた8つのホールで2つボギーが許される計算にもなります。
ラウンド中にOBを打たないことがベストですが、OBを打ったとしても90切りを達成するためには17オーバーも打てるのだという、ゆとりを持ってラウンドすることが大切です。
90切りを達成するための技術としては、ドライバーのティーショットを安定させる事、100ヤード以内のアプローチショットの精度を上げる事、そして、グリーン上で3パットしないためのパットの距離感をやしなう事です。