2020年度新人女子プロ注目選手に期待

2020年度新人女子プロの注目選手は誰!

ゴルフ好きなあなたは、女子プロトーナメントのテレビ観戦でどの選手を応援していますか。

昨年は、全英女子オープンゴルフ選手権でみごと優勝した渋野日尚子選手の大活躍があったり、古江彩佳選手が昨年10月に開催された富士通レディーズで史上7人目のアマチュア優勝したのは記憶に新しいところです。

又、パットが本当に上手い鈴木愛選手が日本女子プロの賞金王に輝きました。

黄金世代と呼ばれる新人の活躍もあり、ゴルフファンとしては、2019年の女子プロトーナメントのテレビ観戦はとても楽しいものでした。

2020年度新人女子プロ誕生

昨年、女子プロテストの第一次、第二次予選を通過した選手による最終プロテストが11月5日~8日の4日間のスケジュールでJFE瀬戸内海ゴルフ俱楽部で行われました。

晴れて女子プロになった選手が21名で、その中で、私が今年2020年に活躍を期待している新人選手は4位通過を果たした安田祐香選手です。

ゴルフファンのあなたなら、ご存じのように安田祐香選手はアマチュア時代には輝かしい実績(2017年には日本女子アマチュア選手権優勝、2019年アジア・パシフィックアマチュア選手権で個人・団体の2冠に輝く)と、昨年にも多くの女子プロトーナメントにアマチュアとして参加しています。

昨年、8月29日~9月1日に小樽カントリークラブで開催された女子プロトーナメントのニチレイレディーストーナメントでは惜しくも第4位でした。

安田祐香選手のスウィングで私が参考にしているのは、①ゆっくりしたテークバック②右肘が右脇腹に刺さるように降りてくるダウンスウィング③右腕が伸びた大きなフォローです。

アマチュアのあなたには非常に参考になります。安田祐香選手のスウィングが動画配信されていましたので是非参考にしてください。

安田選手の出身地は兵庫県神戸市で出身校は大阪の大手前大学です。

8歳からゴルフを始め、坂田信弘プロが塾長を務める坂田塾に入門しています。

坂田塾出身の女子プロには古閑三保プロ、上田桃子プロ、笠せつこプロをはじめ多くの女子プロが坂田塾出身です。

女子プロツアートーナメント参戦への道のり

女子プロのテストを受けるには、①18歳以上であること②女子プロゴルフ協会に5年以上所属している会員2名からの推薦が必要となります。

プロテストは第1次、第2次、最終の3段階です。ツアープロとして認められるのは上位20名までです。

ツアープロとして認められても、ツアートーナメントに出場するためには、毎年実施されるQT「クウァリファイングトーナメント」で上位約35名に入っていなければ、前半戦のトーナメントには推薦枠以外は出場できないのです。

「リランキング制度」が2018年シーズンから導入され、シード選手(50名)以外の出場枠約40名を見直し時点(前半戦トーナメント終了時と後半戦トーナメント終了時)の賞金獲得順で出場資格が与えられる制度です。

QTは、2019年から2ステージとなり、昨年11月にファーストステージが3会場で行われ、ファイナルステージが12月3日~6日の4日間のスケジュールで、埼玉県のこだまゴルフ俱楽部で行われました。

QTにはシード権を惜しくも逃した選手、ステップアップ上位選手と新人プロ選手を含めた総勢96名の選手で行われました。

安田祐香選手は、ファイナルステージの最終成績が2位となり、今年、2020年の前半戦トーナメントの出場権を手に入れたのです。

今年大活躍した渋野選手でもファイナルステージのQTでは40位で、前半戦のトーナメントの出場権を逃しているのですからすごいことです。

プロゴルファーになっただけではツアートーナメントに出場することはできず、QTというツアートーナメント出場枠を争う過酷な戦いがあります。

さらに、シード権選手以外の選手にとっては「リランキング制度」採用により、前半戦トーナメントの賞金獲得額が少ない場合には、後半戦のトーナメント出場資格を失うことになるのです。

2020年の女子プロトーナメントではベテラン勢の活躍も見たいし、黄金世代の選手達の躍動感あふれるプレイも見たいし、プラチナ世代の選手がどこまで頑張れるのかも見たいし、本当に見どころ満載です。

安田祐香選手には2020年女子プロトーナメント前半戦で賞金獲得額を伸ばしてもらい、後半戦のトーナメントにも出場できるよう頑張ってもらいたいと思います。

2020年の幕開けとなる女子プロトーナメントの第1戦が3月5日から沖縄県の琉球ゴルフ俱楽部で開催されます。

最新情報をチェックしよう!